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なぜ、うちのBOSSが言っていることは薄っぺらいのか?
を考えてみました。
「みんな頑張っていることは知っている。でも何かが足りない。それが数字に表れている。」
「直感的に思ったんだ。これでイケるって。だからこの案で進めよう」
いつもこんなことを言っている、うちのBOSS。
色々と本を読んだりしていて、知識はあるんだろうけど。
心に刺さるような言葉が全くない。私が嫌っているから仕方ない部分は多少あるんだけれども。
BOSSにひとこと言ってやりたい。
社員がやる気を失っているのは、あんたが薄っぺらいことしか言っていないからだよ。
もっと言葉に深みを作ってくださいよ。
ってなことで私なりに考えた、言葉が薄っぺらい理由をツラツラと挙げていきます。
部下を持つ人、経営者の人にぜひ聞かせたい内容です。
目次
「抽象的な言葉」では全く響かない
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抽象的とは?
・ 頭の中だけで考えていて、具体性がないこと
抽象的、つまり具体性のない言葉は弱い。
下の2つの事例を見比べてみてください。
「みんな頑張って営業をしているのは理解している。でも何かが足りない。
それが数字として表れているんだ。もっと努力が必要だ」
これと
「みんな頑張って営業をしているのは理解している。でも実際は1ヶ月の訪問件数が足りていない。
ここが課題だ。
1ヶ月に30件以上訪問した時と、10件以下の時では成約数に35%もの差がある。
まずは、質よりも件数を増やす努力をしてみよう。」
これ。
どっちが次にやるべき行動が明確か、分かりますよね。
フワッとした言葉では、フワッとしか伝わらんのです。
フワッとしか伝わらないと、どう行動したらいいか掴めません。
だから成果が出ないんでしょう。
具体的な言葉にするためには、「理由」と「根拠」を加える
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じゃあ、具体的な言葉を使うためには何が必要なのか?
それは「理由」と「根拠」をしっかり伝えてあげましょう。
理由
「なぜなら〇〇だから」のように、物事がそのようになった、わけ、道筋。
根拠
「統計的には〇〇」「過去のデータによると〇〇」のように、
判断が正しいことを示す拠り所としての事実やデータ。
あまりデータデータ言うと、嫌なやつに思われそうだけど、
データの良いところは主観だけではなく、客観性も入っていること。
自分だけじゃなくて、色んな人からもこの話は認められているんですよ。
だから成功する可能性が高いんですよ。
と複数の力を借りて、重みを出すことができるんです。
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経営者や上司が語る時には
「結論→その理由→その根拠→具体例→結論」
でしゃべってくれると、すごく納得できると思うんだ。
ビジョン、経営戦略も具体的にお願いします
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「NO HAPPY NO WORK〜チャレンジする決意〜」
こんなダサいスローガン掲げている企業ありませんか?
とっさに私が作ったスローガンですけど、抽象的で全くわかりませんよね。
経営者ってこんな感じの言葉好きじゃないですか?
もっと具体的に何を重視しているか、分かりやすくして欲しいもんです。
「地球上で最もお客様を大切にする企業」
これはAmazonの経営理念です。シンプルですね。
社長よりも、上司よりも、お客様のことを思うことを経営理念としています。顧客第一主義ってことですね。
目的がハッキリと分かっているので、何をすれば良いのか結論が出やすいですね。
企業にはしっかりとした経営理念があります。
その経営理念に沿って、どうなっていきたいか、ビジョンがあります。
ビジョンとは会社が目指す将来の姿です。
その目指す姿に向かって、何をするか、どうするか、誰に向けてするのか、いつするのか、どこでするのか、どのようにするのか
具体的な行動が、経営戦略です。
この5W2Hを使った具体的な内容を提示してくれないと、私たちはどの方向に向かうのが正解なのか分かりません。
経営者は船の船長です。
どちらに舵を取るのか、しっかり見極めてから喋っていただきたいものです。
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「良い戦略、悪い戦略」という本でも
悪い戦略はかっこいいだけで、中身がないと指摘していました。
フワフワした考え方では、フワッとした言葉しか出てこないんでしょう。
どういう未来を作りたいかを語って、そこに理由と根拠を添えて
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トップがどういう未来を作りたいかを語ってくれればそれが一番です。
そこに、
「未来にはこういう不安がやってくる」からこういうサービスを作りたい。とか
「過去に〇〇で失敗して後悔している人が統計でこんだけいる」だから、後悔しない仕組みを作りたい。
っていう理由と根拠が添えられていれば良いんです。
具体的な軸がわかっていれば、部下たちもアイデアを出しやすくなります。
考えがシンプルになりますから。
その軸が「目的」になるので、行動も目的に向かって一直線に進められるようになるんだな。
オレたちが欲しいのは、具体的な戦略なんですよ。
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戦略の「略」は略する、つまりシンプルにすることと言われています。
理由に「ルールだから」はNG
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しっかりとした理由と根拠が欲しい。
でも「ルールだから」「規則だから」という理由だけはやめてほしい。
ルールだから。は全然納得できる説明ではないから。
髪が長すぎるぞ。規則なんだから、切ってこい。
誰がその規則作ったん?なんで?って感じで、全く納得できない。
髪が長すぎるぞ。うちは年配の顧客が多くて、髪が長いのを嫌がる風習があるんだ。
見た目の印象が大事になるから、髪を切った方が良い。
こう言われた方が、なるほどと思いませんか?
ルールだから、規則だからで終わらせるんじゃなくて
なぜルールとなっているのかを伝えた方が、より納得できるんですよね。
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個人的にはPC作業をするだけの日に、ネクタイを締めているのは抵抗があるな。
首締めてるせいで、作業効率落ちないか?って思う。
言葉が薄っぺらいうちのBOSSへ
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言葉が薄いうちのBOSSはつまりのところ、考えが浅いってことなんだと思います。
未来について考えていないし、顧客について何が不満に思っているか考えてもいないし、
部下である私たちが何を考えているかも理解していない。
理由と根拠を使ってしっかりしゃべっている人は、常に考えているんだと思います。
「なんで失敗したんだろう?」
「なんで関心を持ってくれなかったんだろう?」
「なんであの人は怒っていたんだろう?」
「なんであの会社は成功したんだろう?」
こうやって「なんで?」で物事を考えて生きていけば、説得力のある言葉が出てくると思います。
言葉は思考の上に乗っかってくるでしょうから。
人の上に立つことがある方が見ていたら、ぜひ具体的な言葉を使って指示をお願いしたいもんです。
感情のままの文章を最後まで読んでくれたことに感謝です。ペコッ。