この本は「聞く技術」を使って、人間関係を楽にするための本です。
目次
こんな人に是非読んでほしい
「今の若い子たちは、全然相談してこないよね〜」
「得意先のあの人、何を言っても響かないんだよね〜」
こんな会話をしているオジサン方、その原因はあなたの「聞き方」に問題があるからです。
「自分と違う人の話には驚きがあり、その経験には必ず学びがある。
自分のことを話してばかりでは、その学びのチャンスを失うことになる」(242ページより)
自分が話すことばかり考えている人は成功しないと、この本では言っています。
まず聞くこと。そして相手に話してもらうこと。について紹介しています。
是非、40代50代のオジサンと言われる会社員の人たちは読んでください。
そして、部下たちの話を聞いて聞いて、信頼を獲得してください。
「なぜあの人には何でも話してしまうのか」を読んでほしい人
・ 部下や後輩に頼られたい。相談されたい人
・ 得意先の本音を引き出したい人
・ 人に好かれたい。人望のある人になりたい人
・ マウントを取る人、衝突する人との付き合い方を知りたい人
「なぜあの人には何でも話してしまうのか」ってこんな本
「話を聞くこと」の価値はとんでもなく大きいですよ。
「何でも話してもらえる人」になれば、信頼されて、頼られて、仕事も恋愛も人付き合いもうまくいくようになります。
と、話を聞くプロの心理カウンセラーの方が言っている本です。
そして話を聞くために
・ 話を聞けない人の特徴
・ 話を聞くための技術
・ 疲れない聞き方
こういったことも紹介してくれる、人付き合いのコツを教えてくれる1冊です。
この本を買った理由
職場の人から「話しかけられ、相談される魅力的な人になりたい」と思ったのがこの本を買った理由。
学校でも職場でも、合コンの場でも、
あいつのところには人が寄ってくるよな〜って人いませんか?
人が寄ってくる人、ついつい話をしてしまう人の特徴が何かってのを知りたかったからです。
人から頼られたいってのがあったってことですね。
この本の見どころ
254ページあるこの本から、私が気になった部分を見どころとして紹介します。
「聞き手の役割は、相手の相手を受け入れる、認めることから始まります。」(43ページより)
聞き上手になるためには、何でも受け入れる「受容」が大事だと。
そのためには相手の話を遮らないこと。
「なんで?なんで?」と深掘るのではなく、「そうなんだ」と受け入れることが大事。
人は話を聞いてもらいたくてしょうがない生き物です。
話の腰は折らずに、自分の意見も言わず、同調もせずに、まずは受容。
受け止めることから始めましょう。
会話の主役はあくまで「話し手」です。相手です。
自分は聞き手に徹することで、良い聞き方ができます。
そのためには「何を話さないか」自分の中で決めておくと良いです。
・ アドバイスはしない
・ 自分のエピソードは言わない
・ 意見も言わない
・ 「でも」とは言わない
話したい人にとっては、アドバイスも意見も反論もいらないってことを知っておきましょう。
2番目の「自分のエピソードは言わない」はできていない人多そう。
すぐ自分の話をする人いますよね。
同感=話し手と同じ感情になること
同感して同じ感情になってしまうのはやめましょう。
同感すると、根掘り葉掘り質問したり、アドバイスしたり、自分の話をしてしまうことになるからです。
ここでも「なんでなんで?」よりも「そうなんだ〜」が大事です。
「人が抱える悩みや問題を解決できるのは、本人だけ」(167ページより)
答えは話し手自身が持っています。
だから聞き手ができることは解決ではなく、自己解決のお手伝いです。
そのために、「受容(受け入れる)、「共感(理解する)、自己一致(ありのままの自分でいいと思わせる)」の3つが必要なんだと。
個人的には一番響いたところ。
冒頭でも書いた「自分のことばかり話しているとチャンスを失う」ってとこです。
人の話を聞ける人はまだまだ少ないそうです。
だから話を聞ける人は貴重で信頼されます。
人の話を聞ける人は、仕事でも恋愛でも人付き合いでも成功できるんだと。
マインドを変えましょう。
「私が解決しましょう」から「あなたの話を聞かせてください」へ。
「あなたの話を聞かせてください」の精神は、得意先への営業でも、
異性との飲み会の席でも、持っておきたい心得だね。
今後実施してみたいこと
この本を読んだ直後、口喧嘩をすることがありました。
その時反省したのが、受容ができていなかったなと。
まずは相手の言葉を聞き入れる。これが必要でした。
聞いて、聞いて、聞き入れる。そんな精神でいることを心がけます。
話を聞けない人の特徴に、「とにかく聞きたがる記者タイプ」がありました。
私、そのタイプかも、、、
話を広げよう、繋ごうとして流れの悪い質問をしてしまいがちです。
話を全部聞き入れた上で、話し手が「待ってました!」となるような質問ができるようになります。
「何を話さないかを決める」ってのは自分の課題ですね。
ついつい知っている話だとしゃべってしまいますよね。
後輩が困っていたら、答えをしゃべってしまいます。
でも必要なのは「聞く力」。アドバイスと自分の意見は求められたら話す。そうします。
話を最後まで真剣に聞く。たったこれだけなんだけど、できていない人が多数。
聞けるだけで一部の人間になれますよ。
「なぜあの人には何でも話してしまうのか」のまとめ
聞く技術を身につけることで、人間関係がスムーズに進めることができる。
単純なようで意外と難しい、人の話の聞き方。
でも出来るようになれば、明るい未来が開けてきます。
思い出してみれば、おじさん社員たちは「話を聞く」ができてない人が多い。
自分もそうならないように。
話は最後まで真剣に聞く。
自分の話は基本しない。
この2つを頭に叩き込んで、人付き合いをしていこう。