【人を惹きつける言葉を操りたい】「バナナの魅力を100文字で伝えてください」レビュー

KOHEI
KOHEI

この本は「人に物事が伝わる力」を上げることができる本です。

「商品についてこんなに説明しているのに、なんで理解してくれないんだろう?」

「同じ説明を何回もしているのに、すぐ忘れられてしまうんだけど」

こんな経験ありませんか?

せっかく力を入れて話をしても、理解してくれなかったときのガッカリ感って大きいですよね。

この「バナナの魅力を100文字で伝えてください」は、話が特段うまい人でなくても、「伝わる」技術、方法を教えてくれる本です。

ポイントは「伝わる」です。

伝わる能力が得られたら、こんなメリットもあります。

「物事が正確に伝わるメリット」

・ 会話でのストレスが減る

・ 商品の理解をしてくれるので、商売がうまくいく

・ 家族内でのコミュニケーションも円滑になる

会話でもメールでの文章でも、商品のプロモーションでも使える「伝わる能力」

ぜひ身に付けてほしい力のひとつです。

「伝わる」ってどういう状態?

「伝わる」とは何か?

伝わるとは伝えたい相手の心に「印象+記憶」を残すことでもあります。(54ページより)

話がわかりやすいと言われている人は「見える化の達人」です。

「うまい落語は景色が見える」(70ページより)

うん、わかりやすいね。

伝わるとは、相手にしっかり絵が見える状態なんですね。

自分主体で伝えるんじゃなくて、相手主体で伝わることに重きが置けるかどうかと言うことです。

自分主体で伝えようとするから。「なんで分かってくれないかな?」になるんですね。

「伝わる能力」は持っていて損はない

伝わる能力はどんな場面でも役立ちます。

・ 営業職で商品やサービスを説明するとき

・ 好きな人に気持ちを伝えるとき

・ 家庭内で円満に会話を進めたいとき

学生でも社会人でも主婦の方でも、伝える場面はたくさんあります。

だからこの「伝わる能力」は誰もが持ちたい力なんです。

私もほしい。だから買ったんだし。

「バナナの魅力を100文字で伝えてください」はこんな人に読んでほしい

・ 営業をやって説明をしている人

・ 部下がいて指示を出す人

・ 人に教えたり、講演をしている人

・ 人間関係を円滑にしたい人

「バナナの魅力を100文字で伝えてください」ってこんな本

「伝わる」構造と技術を教えてくれる本

構造がわかるといろいろなことが見えてきます。何かを身につける時には、まず構造を知ることで全体像や本質が理解できます。(61ページより)

「伝わる」ってことがどういった構造として成り立っているのか、そこが理解できます。

構造を知っていれば、どこの部分をチューニングすれば相手に伝わるか、工夫ができる。

食リポをする芸能人の方が顕著ですよね。

・ まずカメラに食べ物を移して映像を見せる

・ 次に匂いや見た目の情報を伝える

・ そして味を何かに例えたり、比較して伝える

・ 最後に自分の感想を言う

この中に「伝える構造」と「技術」が組み込まれています。

この本を読めば立派な食リポだってできるようになりますよ。

「伝わる」能力向上に役立つ4選

ここからは「伝わる構造」と「技術」について私が役に立ったと感じた部分を抜粋して紹介します。

「伝わる」ために必要なのは「相手ベース」

そもそも「伝わる」とは相手に「伝えたいことを言うこと」ではありません。

相手が理解し、腑に落ちていないならば、それは伝わったことにはなりません。

伝えただけです。(65、66ページより)

伝わる=相手が理解する、腑に落ちる、納得すること。

伝わるためには相手ベースで考えることが大事だと。

・ あの人にはこういった例えの方が伝わるかな

・ この人にはこの話の方がメリットを感じてくれるだろう

・ あの人は知識があるから、ある程度端折っても伝わるだろう

こういった相手の頭の中を想像してから、伝えるようにすると伝わることが可能になる。

商品広告でも、おじいちゃん相手のサービスに「チェーンソーマン」を使っても理解してくれないよね。

王貞治さんの名言を使ったりすると、理解してくれるんじゃないかな?って考えたりしよう。

KOHEI
KOHEI

「相手ベース」ってのは色んなところでも出てくる。

成功するための真意なんだろう。

「伝わる」技術①「フリオチ」

「学年ビリのギャルが1年で偏差値40上げて慶應大学に現役合格した話」

これは「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げた」といフリがあるから、

「慶應大学に現役合格」というオチが生きている。(95ページより)

お笑い芸人さんがよく言う「フリとオチ」です。

押すなよ、押すなよ、押すなよ〜で押すから面白いんです。

フリオチの作り方としては、上のビリギャルのような「ビフォー・アフター」が1つあります。

前と後を組み合わせることですね。

そのほかにも「プロセスを組み込む」こと。

人気のスニーカー。これだけでは弱いですが、

10軒以上お店をまわって、ようやく手に入れた人気のスニーカー

頭にプロセスを入れることで、貴重さが際立つと思います。

オチだけで商品を説明しがちな私でした。反省です。

商品を伝えるときは、フリを持ってきてオチを話すようにします。

「伝わる」技術②「ファクトとメンタル」

ファクト(事象、事実)を伝える

メンタル(感情)を伝える

この2つがごちゃごちゃになっていることがあります。(105ページより)

物事を伝える時は「ファクト(事象、事実)」と「メンタル(感情)」をしっかり分けましょう。

◯部下がミスをして叱るとき

この際はファクト(事実)を確認してどう対応するかを考える必要があります。

「なんで報告しないんだ〜」より「何が原因で報告できなかった?」の方が良いかと。

感情的に怒らないことが必要ですね。

◯女性が男性に不満を言うとき

このときはメンタル(感情)部分に寄り添った方がいいですよね。

「話を聞いて」と言っている女性に対して

「もっと〇〇したほうが良いよ」とアドバイスしてはだめ。

「そうか、大変だったんだね」と感情に寄り添いましょう。

KOHEI
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ファクトとメンタルはキャッチコピーに使える。

吉野家の「はやい、やすい、うまい」は「はやい、やすい」と言うファクト(事実)と

「うまい」と言うメンタル(感情)が入ってますね。

「伝わる」技術③「たとえ」

〇〇界のユニクロ、〇〇界のスターバックス

そういわれると、初めて聞く会社名でもどんな会社かイメージしやすくなります。(133ページより)

例え話が入っている人の会話はすごくイメージがしやすい。

そんな経験があります。

食リポの上手な人も例えを使いますよね。

「宝石箱や〜」って(笑)

ライブ配信アプリでの「投げ銭」を年配の方に説明する場合、なんて説明しますか?

「ライブ配信アプリで、お金をpaypalを通じて送るんだ。」

とか言っても理解できないですよね。

こんな時は「おひねり」みたいなもんだよ。

この例えで分かってもらえると思います。

KOHEI
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例えも相手が理解できるものに例えなくては伝わりません。

ここも「相手ベース」で考えましょう。

「伝わる」ためには感情をコントロールする

イライラはすぐ伝わる

伝えるためには言葉だけではなく、感情も大切なパートです。

伝えたい内容はなかなか伝わらないのに、イライラはすぐ伝わる。

(221ページより)

これすごい共感しました。

相手が怒っているとき、イライラしている姿って一発で分かりますよね。

そしてこの怒りや不機嫌は伝わらないを生むそうです。

牛丼屋での出来事です。

受付をするベテラン店員が、接客をしながら新人を怒鳴っていました。

接客していた私にはいい笑顔で接してくれていたんですが、その姿を見たらドン引きしました。

その後にサービスの話をしてくれたって、断りますよね。

このように、怒りや不機嫌は伝わるの邪魔をしてしまいます。

基本的には怒りは封印しましょう。

KOHEI
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この本でも推奨していたけど、怒りが湧き上がったら深呼吸をしましょう。

先に吐いて、吐ききってから吸うと気持ちが落ち着きますよ。

「バナナの魅力を100文字で伝えてください」まとめ

営業をやっていると説明やプレゼンをすることが多いです。

伝え方が下手な私はあれもこれも説明してしまって、しまいには「よく分からない」とよく言われてました。

この本を手に取ったのも「伝え方を勉強して、人を惹きつける言葉を使いたい」と思ったからです。

今回紹介した技術以外にも伝わる技術は16個もあります。

全部身につければとんでもない結果が生み出せそうです。

文中にも書きましたが、人に伝わる能力はどんな人でもどんな場面でも使える一生の財産です。

決して身につけて損はないでしょう。

相手ベースで物事を考えて、例えやフリオチを使って会話し、怒りやイライラは表に出さないようにして

伝える能力を上げていきましょう。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。ペコッ。

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