【書評】商品のウリを見つけるための本!「即買いされる技術 キャッチコピーはウリが9割」

KOHEI
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会社の商品の反応がいまいち悪い。どういった売り込み方をすれば良いのかと思って手に取った1冊、「即買いされる技術 キャッチコピーはウリが9割」を紹介します。

「即買いされる技術」ってこんな本

ウリとはお客様が買うべき理由。ウリが書かれていない商品は売れない。と、商品を多く売るためには「ウリ」が必要と最初に伝えてくれています。

そのウリの見つけ方、作り方、そのウリからキャッチコピーはどうやって作って、どう伝えていくか。そんなことを教えてくれる本です。

多くの事例を紹介していて、とても理解しやすいです。

会社勤目の社会人で、自社商品のPR方法に迷っている方、営業職をしている方に読んでもらいたい1冊です。

5章のパートと、5つのワーク作業で構成されています。簡単に紹介します。

第1章:お客様のセツジツを探す

「ウリ」とは何だ?という説明をしている章。ウリとは決して機能や特徴ではない。

どういったものが会社や商品の「ウリ」なのか、事例とともに紹介しています。

同時に「ウリ」の探し方についても具体的に紹介しています。

第2章:ターゲットは絞ろう

「ウリ」と同時に「ターゲット」に焦点を当てている章。ウリからターゲットをどう絞りこんでいくかを説明しています。

またリアルの店舗が、ネットショップに勝つ方法を5つ紹介しています。

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耳が痛いなと感じたのは「なんでもできるは、何にもできない」の一文。会社ってなんでもできるをアピールしたがるよね。

第3章:商品ではなく、サービスを売る

「ウリ」の角度を変えて、商品の良さを探して出してみましょうという章。

パッケージを変える、歴史を伝える、伝える言葉を少し変えるなどの変化で成功した例を紹介しています。

最後には自社の隠れたウリを探すための「いつどこシート」や、強み弱みを考える「SWOT分析」の正しいやり方を教えてくれています。

第4章:弱み部分も自分の立派な武器になる

どんな製品にも弱点はある。その弱点部分を強みに変えてしまった事例を紹介しています。

思わぬ被害にあったリンゴ農家の一発逆転の発想や、廃棄するしかなかった訳あり品で利益を得た話があります。

またネットでの検索に引っ掛かり、より多くの人の目に触れるための方法も紹介しています。

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マイナスなイメージのものを、考え方ひとつでプラス方向の「ウリ」に変えてしまう事例は、とても参考になりました。

第5章:ウリを拡散するための「やり方」

いろんな方法で見つけた「ウリ」を、どんなキャッチコピーで伝えるのかを説明した章。

キャッチコピーをみんなカッコよく作りたがると。キャッチコピーは秒で伝わることが大事だと教えてくれます。

また商品のウリやキャッチコピーを世の中に紹介していくか、プレスリリースやマスコミの使い方まで紹介しています。

この本を買った理由

自社製品が売れにくくなってきて、少しズラした売り方を考えたいと思っていたからです。

ワークマンが現場作業着系からアウトドア系ファッションにズラして大成功したことは知っていました。

そんな風に少しモノの見方を変えて考えたいと思ってこの本を買いました。

ずっと会社に所属していると、どうしても頭も考え方も凝り固まってきます。柔らかい発想を得るために、本のチカラを借りたってことです。

この本の見どころ

各章の後にある5つのワーク

製品や会社の「ウリ」の見つけ方を自社製品でもできるように、各章の終わりに「ウリの見つけ方」を練習問題のような形で紹介しています。

真剣にこの5つのワークを取り組んでみると、1つ1つがとても深く掘り下げられて、違った見え方ができます。

会社のグループや同僚たちと一緒に行ってみると良いと思います。

いろんな業界の事例紹介

作者も最後に書いていましたが、この本では多数の事例を紹介しています。

例えがたくさんあるので、理解が早い早い。

また他業種の事例がたくさんあるので、関係のない業界も参考になります。

関係の無い業界からアイデアをもらって自社に活かす。これが情報がありふれた今の世の中に必要なことだと考えています。他と同じことをしていても差別化はできないってやつです。

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売り方は千差万別。どれが当たるか分かりませんから、変わったこと、違ったことを私はやっていきたい。

今後実践してみたいこと

私はイチ営業マンで、会社が作る製品のコンセプトをゴッソリ変えるなんてことはできません。

でも得意先に対して、少し趣向を変えてこういったコンセプトで売ってみませんか?と提案はできるので、小さいところからはじめてみます。

製品の物語を作ってみる

商品の機能性や特徴ではなく、物語でアピールしてみます。

これは作中でウリは「デ・キ・物」で売り出そう。ってのがあります。その「物」に当たるのが、物語です。

商品ができるまでの物語や、歴史の人物と掛け合わせた物語、その土地と関係がある話と絡めた物語。こんなところで攻めてみようと思っています。

小さな山の頂上を目指す

これはネット検索で上位にくるSEO対策のことです。有名なワードで検索したときに上位に出てくるのは大きな企業や有名な商品です。

私がやるのは2語か3語を掛け合わせて検索された場合に、上位に出てくるようにします。いわゆるスモールワードで検索上位にってやつですね。

ブルーオーシャンでもなく小さな湖くらいのイメージですね。

まずそこで検索上位に入ることを目指します。それができたら、次のワード、次のワードと、幅を広げていきたいです。

そして会社に成果として、こんだけのワードで検索上位に入ったよと報告してやります。

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自分のできる範囲で成功例を作っていく。そのために工夫して検討して修正して道を正していく。PDCAをまわすってやつですね。

まとめ

私の会社で大の大人がどうやったら売れるんだろうな?って頭を悩ませていました。

会議で出てくる意見が本当にただの特徴のアピールでした。しかもビックワード。どれにでも誰にでも当てはまるようにしたい考えが見えました。

だから売れないんだろうな〜

個人的には会社の人間みんなでこの本を読んで、そこから出てくるアイデアを話しあえば良いのにって思っています。

ウリとはお客様が買う理由である。

そして考えるのはウリの尖り具合。

この2つを根底に置いて、商品をいろんな角度、いろんな人の意見を聞いて尖らせていこうと思います。

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