【書評】営業マンにおすすめ!欧米エリートが使っている人類最強の伝える技術

KOHEI
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会社で上司を説得したいと思って読んだ本をレビューします。営業マンで交渉ごとをする時に役立つ本です。

「人類最強の伝え方」ってこんな本

簡単に言うと「人が人を説得するときのコツやテクニック」を教えてくれる本です。

有名な政治家や、話が上手な芸人さんのように「意見をいえば説得力がある」「説明を聞けば分かりやすい」「議論にも強い」そして「冗談も面白い」。

そんな人が使っている言葉の選び方を、古代ギリシャ、ローマ式の弁論術からテクニックを教えてくれます。

序章

日本人が苦手な説得の重要さについてです。説得するとき、つまり人を言葉で動かすために必要な要素を説明しています。

一章

人を言葉で動かすために必要な要素の人柄についてです。どういった人柄であれば説得力が増すか、そのためにはどうしたら良いか。ということについての紹介です。

二章

話を伝えるには、話し相手である聞き手の気分にも左右されることがある。その気分を利用してどう話すか、タイプ別の動かし方、効果的な言葉とは何かって話が役に立ちます。

三章

相手を納得させるためテクニックについて紹介しています。何が人を説得できるのか、その納得材料の探し方、使い方についてなど、テクニック満載で一番面白い章でした。

四章

四章は現代の具体的なトラブルを回避する説得方法話し方について紹介しています。身近なトラブル回避法なので覚えていて損はない話が多いです。

五章

五章は聞き手のポジションに立った時の話し方についてです。質問の仕方や議論での盛り上げ方など、社会人として必要な聞き手としてのテクニックを紹介してくれています。

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古代ギリシャとか弁論術なんて分かりにくくね?と思っていたけど、内容は現代風に説明してくれているから、頭に入って来やすかったかな。

この本を買った理由

上司や同僚、得意先を言葉でコントロールしたかったからです。言葉巧みに使って、あれよあれよと自分の思い通りに事を進められたら楽しいだろうなと。

私は話をするのが苦手です。昔よりはだいぶマシになりましたけど。それでも苦手な部類です。

おかげで上司や得意先にうまいこと使われたりして、自分が苦労をすることが多かった。そんな状況を変えたかったのが理由です。

本屋でパラパラっと見た時に「バカの動かし方」の文字が目に入ってきたのがきっかけ。

バカ相手にも通じる話し方があるのか?なんなんだ?と思って読み始めました。

そこが面白かったので本を購入したわけです。

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実際は話し方以外にも必要な要素を教えてくれる本です。

この本の見どころ

タイプ別の効果的なアプローチ方法

個人的な見どころは、二章にあるタイプ別に効果的なアプローチ方法です。

具体的には「格上の人」「やる気のない人」「すぐキレる人」について書いています。

立場的に上司がいて、後輩がいて、厄介な得意先がいてと、全てに当てはまるなと感じたからです。

1つ紹介すると、やる気のない人には恐怖で動かすと。やる気のない人は理屈で話をしても、自分には関係ないと思っています。

だから「自分に関係がある」と思わせる話し方をする。

小さい子によく言う「お父さんに言いつけるよ」がいい例です。

その際には「ちゃんとやんないとヤバいんで・・・」と、曖昧に恐怖を示すとさらに良いと。

なかなか使えそうですね。

その他の見どころ

三章の「分かりやすい説明の仕方」や「説得力の出し方」はこの本の肝の部分でしょう。

その他にも話し手として「根拠のない意見は感想に過ぎない」部分や、

ウソを本当だと信じさせる技術を知ることで「人に騙されない」部分は生活にも役立つでしょう。

今後実践してみたいこと

読んだだけでは自分の力にはなりません。だからアウトプットして実践していきましょう。私も次の3つを心がけていきます。

信頼される人柄を作る

人を動かすには言葉だけではなく、人柄が大きな割合を占めている大事な部分です。

だから相手に興味を持ち、相手からいい人だと思われるような行動をとる。

質問の仕方を工夫する

話し合いでは聞き手が絶対的に有利なんですって。質問によって場をコントロールすることができます。

そのために質問の質を上げていきます。具体的には相手が答えやすい前置きを置いて、質問の範囲を狭めて本音を引き出してきます。

根拠と論理を意識して話す

話す内容を聞き手が正しいと思ってくれてたら、説得できる。そのためには「根拠」と「論理」が必要です。

話すときには、実績やデータでなぜ?の部分を示した「根拠」と、なぜ結論に繋がるか?の「論理」を組み込んで話ように意識します。

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猫を飼うことを例にしてみると・・・

猫を飼おう(結論)

猫は可愛くて癒されるから(根拠)

癒されるものは飼うべきだ(論理)

だから猫を飼おう(結論)

これが説得力の増す話しかたです。

まとめ

世の中でSNSやメールなど、文章で伝えることも増えています。でもまだ直接的な言葉の方が影響力が強いのが現実です。

人と人が話してコミュニケーションをとることは、仕事でもプライベートでも日常的にありふれてます。

人はコントロールできないと思っていましたが、言葉の使い方次第で自分の行きたい方向に導くことができるんだと考え直しました。

言葉で人を動かすのは難しいけど、自分の能力にあって困るもんではないです。

この本で少しでも自分の自信を持てるようにしていきたいな。そんな風に思うようになりました。

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