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この本は、凡人でもできる「正しい勉強法」を学べる一冊です。
「記憶力が無さすぎて、資格試験の勉強に時間が取られすぎる」
「あの人は、ひと通り参考書見たら覚えられるのなんなん?」
勉強が昔から苦手。記憶するのが得意に苦手と思っていました。
だから手に取った一冊。
現役東大生で、1億円を1ヶ月に稼いでいて、社長の肩書を持っている著者が実践していることなら
まぁ間違い無いだろうと思って読んでみた。
結論
勉強して学ぶことに、必殺技なんてない。
でも最短距離で走る方法は、みんな持っているよ。
正しい勉強法を学べる1冊です。
目次
脳は全てを覚えている
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脳はすべてを覚えています。
そして自分が一度理解できた物事は必ず頭の中に入っています。
それを自分で取り出すことができるか(P.58)
マジか?と思った一文。
「人間は脳の10%しか使っていない」と学者の説もありますね。
嘘かホントかは解明されていないけども。
実際サヴァン症候群という、ある特定のことに天才的な能力を発揮する人は
7600冊の本の内容をすべて記憶している強者がいます。
他にも一度聴いた音楽をすぐ耳コピできる人もいますね。
こういった方が特殊なんではなく、誰でも兼ね備えている力なんだとか。
ポイントは「脳のリミッター」を外してあげることです。
脳のリミッターを外すことで必要なことは?
無意識を操ることです。
無意識とは潜在意識のことで、文字通り、「意識せずに働いているもの」です。
禁煙しているのに、ついつい勝手にタバコを吸っていた。
って聞いたことないですか。これが無意識です。
習慣化してしまうと、考えなくてもついつい手が体が動いてしまう。
記憶や考え方も一緒なんです。
普通に考えたら、1日で100冊の本の内容を記憶することは不可能だと思います。
でもあなたの中の潜在意識くんは、とっても素直で良い子で、疑うことや否定をしません。
「私は1日100冊の本の内容を記憶することができる」と言い続けると
「そうか100冊の本の内容を記憶できるんだね」と受け入れてくれます。
でも潜在意識くんはとても忘れっぽいので、
習慣的に「私の記憶はすごいんだよ。こんなこと覚えるのも簡単なんだよ」と刷り込む必要があります。
暗示の一種と思われるかもですが、効果は抜群なんです。
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オリンピックのボクシングで金メダル取った村田諒太さんも
冷蔵庫に「金メダル取りました。ありがとうございます」と書いていたそう。
これによって潜在意識が金メダルを取って感謝していることを身近なものにしたんですね。
ポジティブな言葉はどんどん使っていこう!
効率的な勉強法3選
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自分にポジティブな言葉をかけて、脳のリミッターを外すことができたら、記憶力が上がる。
では実践の勉強はどうすればより効率的に記憶していけるだろうか。
そこの部分に触れていきます。
まずは一極集中勉強法が良い。
受験で言うと、今日は英語をやって、明日は数学をやって、明後日は生物と地理を交互にやって〜というのをやめろって話です。
これは「集中力が途切れないためにはシングルタスクが良い」と仕事でも言われています。
「エビングハウスの忘却曲線」では、人間はすぐ忘れる生き物だと言っています。
エビングハウスの忘却曲線
人は何かを学んだあと、
20分後には「42%を忘れている」
1時間後には「56%を忘れている」
1日後には「74%を忘れている」
7日後には「77%を忘れ」
1ヶ月後には「79%を忘れている」
1時間後には半分以上を忘れてしまっている事実。
だから1時間ごとに違う教科をしてもなかなか身につかないということです。
だったら、忘れる前に復讐ができる一極集中で、ずっと数学なら数学を勉強していく方がいいって話です。
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1年の目標であれもこれもって書いた人は特に気をつけよう。
1つをクリアするまで没頭し続けて、それがクリアできたら次に向かう。
そうやって一個一個片付けていく方が効率が良いのよね。
仕事でもマルチタスクで仕事をすると、結局何にも終わらない。
勉強のコツは「忘れることを防ぐ」ことにあります。
エビングハウスの忘却曲線でもあるように、人間は忘れやすい生き物。
だったら忘れないように、アウトプットを習慣化しましょう。
勉強の基本3ステップはこちら
1、インプットする
2、アウトプットする
3、テストする
勉強はインプットをするから始めます。当たり前か。
インプットの役割は「知識を増やすこと」です。
教科書を読む。YouTubeを見る。専門用語を覚える。色んなことから知識を吸収していきます。
これはみんなやっていることでしょう。
問題は次、「アウトプットをする」
アウトプットの役割は、「本当に記憶しているか?」の確認です。
特に人に教えるのが効果的です。
自分が覚えたことがちゃんと伝わるのか、質問に答えられるか。
確認することで、自分が曖昧に覚えている部分を炙り出すことができます。
学校でも復習が大事ってのは、この記憶しているかどうかを確認するためなんですね。
そして最後は「テスト」です。
テストの役割は「忘れることを防止するため」です。
テストと言っても、学校の試験みたく時間制限を加えて本格的にやらなくても大丈夫。
お風呂に入っているときに「あの問題を説明してみよ」と自分に問いかけて答えるだけでいいです。
忘れていないかな?と確認することがテストです。
勉強はこの繰り返しです。
この繰り返しを何回も行って、脳に定着させることで身についていくんです。
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机に向かうだけが勉強じゃあ無いってことね。
机で勉強できなくても、電車移動の際にアウトプットしたり、
お風呂に入っているときにテストするのも立派な勉強。
時間を有効に使って学びの時間を増やしていくことが、効果的な勉強法です。
記憶がしっかり定着することが身につくこと。
そのためにアウトプットしてテストするのが大事だと。
でももっと簡単に記憶に定着する方法があると。
それが、「自分の知識と関連付ける」ことです。
妙にあれだけ覚えているな〜ってことは、大体何かと関連付けられているからです。
自分の誕生日と同じ芸能人って覚えたりしませんか?
友人と同じ名前の人をすぐ覚えたりしませんか?
それです。
自分が持っている知識と、紐づくことで記憶が一瞬で定着します。
一つのことで成功している人もよく
「物事の本質は同じだね」
と言っています。何かを極めた人が次に何かに取り組む時、この紐付けがスムーズにできるため、どんどん吸収していきます。
だからこそ、最初の「一極集中型」も推奨されるんですね。
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私は場所で覚えていることが多いです。
この公園で説教されたな〜とか、
このコンビニの前で電話したな〜とか。
そういったものも、関連付けられるんですね。
脳の役割は「倉庫」より「工場」
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これは勉強する時の考え方です。
知識を増やしていくときは、頭の中の「倉庫」にどんどんものを放り込んでいませんか?
「倉庫」はストックしておくところなので、古い資材(記憶)はどんどん奥にいって取り出せなくなります。
一方で「工場」は生産するための場所です。
生産するためには、入っていきた資材(記憶)を整理整頓して必要に応じて加工します。
そのために材料を切り分けたり、保管場所を決めたりします。
勉強して知識を増やしているのは、理由があると思います。
・ 試験に合格するため
・ 昇進するため
・ 給料を増やすため
そういった目的に応じて、加工、生産できるように、工場では常に整理整頓が必要です。
参考書でインプットして、
人に話したり、SNSで発信してみてアウトプットする。
そして自分自身で覚えているかな〜と小テストをくり返す。
頭の中の工場で、目的を達成するために、整理整頓を行っていくイメージで勉強していきましょう。
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野球の本だけ読んでも上手くならないですよね。
だから学んだことを実際にアウトプットする。
そうやって定着していくんですね。
なんでも基本は一緒や。繰り返して覚えていくんや。
「月に1億円稼ぐ現役東大社長の勉強法」まとめ
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ということで今回は正しい勉強法について学びました。
脳の仕組みが関わってくるってのは、新しい発見でした。
私はポジティブな言葉を毎朝鏡に向かって言うことを実践することにしました。
特に参考になったのが、一極集中型の勉強法が良いということ。
あれもこれもやりたいと思っていたけども、効率が悪い勉強法なんだと気づきました。
まずは1つを集中して取り組んでいくことに変更しよう。
この本は他にも
・ 短期記憶の記憶術
・ モチベーションを保つ方法
・ 目標設定の立て方
なんかも学べます。
これから何か新しいことを学びたいという方は、参考になる一冊です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。ペコッ。