【知っているだけでお金が減らない&増える】「知らないと損する行動経済学」

KOHEI
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人がモノを買う理由や、陥りやすい失敗にある「心理」を学べる本です。

・ 「マズイ!」とCMで言っている青汁がめちゃめちゃ売れている

・ お寿司の並、上、特上では「上」が一番人気である。

・ コンビニのトイレに「いつもキレイに使っていただいてありがとうございます」の張り紙がある

こんな現象を見たり聞いたりしたことはないでしょうか?

これらは全て経済学と心理学を組み合わせた、「行動経済学」を使って、行動をコントロールしているんです。

ちょっとお堅いような「行動経済学」ですが、あなたの身近なところでたくさん使われています。

そして知らない内にあなたも、行動経済学によって誘導されています。

・ 仕事で商品を販売していて、売上を上げたい

・ 仕事でもプライベートでも、人を自由に誘導したい(動かしたい)

・ 貯金や投資をしていて、お金の無駄遣いを減らしたい

こんな思いを持っている人は是非、行動経済学を知っておくと損しないでしょう。

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行動経済学とは何だ?

行動経済学とは「人の行動パターンなどの心理を、お金を使う経済で使う学問」って感じです。

上でも紹介した

「マズイと言っている青汁がめちゃくちゃ売れた」

これも行動経済学です。

これは「カリギュラ効果」と言われ、押してはいけないボタンと言われると、

ついつい押したくなる心理を使っています。

マズイと言っているのが、どれだけマズイのか興味を持たせる狙いがあったんですね。

コロナ禍では子供に手洗いを徹底させるために、猫の肉球型の泡が出るハンドソープが作られました。

これも行動経済学から、行動を誘導しているんです。

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コンビニのトイレに「いつもキレイに使ってくれてありがとう」って貼ってあるのも

こう書いていると、「みんなキレイに使っているのか、自分もキレイに使わないとな〜」と

思わせる心理を使っているんです。

すごいぞ行動経済学!

行動経済学を知るメリットとは?

そんな心理学を知ってどうするの?と思われたあなた。

行動経済学を知ると、生きていく上で絶対に関わる「お金」「仕事」「人間関係」の3つで失敗しなくなります。

お金の節約ができ、増やすこともできる

ネット通販では様々な行動経済学を使った「ワナ」が張り巡らされています。

その「ワナ」に引っかかりにくくなることで、出費を減らすことができます。

自身でネット販売をする際には、行動経済学を使って紹介することもできるので

結果的に自分の収入も増やすことができます。一石二鳥!

売上のアップに役立つ

仕事で求められるのは売上のアップ。

どうPRすれば商品が売れるのか?

どう説明すれば人が動いてくれるのか?

ってことを知れば、会社、自身の利益のアップに繋がりますよ。

人への印象をコントロールできる

人の悩みの9割は人間関係。とも言われる無くならない人間関係問題。

めんどくさい人とのトラブルを回避することができます。

恋愛も人間関係ですね。

あの人にいい印象を持ってもらいたーい。

ってときにも行動経済学が役に立ちます。ホントです。

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30代の独身で営業担当者の人なら、全て当てはまるぞ。(自分がそうだった)

すごいぞ行動経済学!

お金の出費を減らす「行動経済学」3選

ここからは様々な行動経済学を使った心理現象を紹介します。

まずはお金関係で知っておくべき行動経済学。

現状維持バイアス

・現状維持バイアス

変えることで自分にメリットがあるとしても、積極的に「変化」を選ばない傾向。

スマホのプランをずっと昔のままにしている人はいませんか?

新しいプランや、格安SIMに変更すれば価格が安くなると分かっていても買えない人いますよね。

口癖は「めんどくさい」です。

これは企業側も分かっていて仕掛けてきています。

ちょっと複雑な新プランを作って、このプランに入れば安くなります。

でもアレとコレとアレに入ってくださいね。

のようなめんどくさい行動もつけ加えて、なるべく割高なプランを使っていて欲しいからです。

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スマホ料金が3,000円以上は高い。

現状維持バイアスを脱却して、プラン変更してください。

スリーパー効果

・スリーパー効果

信用度の低い情報を最初は怪しいと思っていても、時間が経つと怪しいと思わなくなり、最終的には情報だけが残ってしまう心理効果。

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みたいな情報って怪しいですよね?

でも時間が過ぎていくと、30万稼げる内容だけが頭に残っていて

これやってみようかなと思ってしまいます。

お金が減らない人は、怪しい情報の情報源を理解して手を出さないようにしています。

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楽してお金は稼げません。コツコツ稼ぐ努力をしましょう。

バンドワゴン効果

・バンドワゴン効果

人の行動に自分が合わせたくなる同調行動。

人は他人と同じことをしたくなる傾向にあります。

災害が起こり、商品を買い占めしている映像を見ると、自分もしたくなるのはこの影響です。

「口コミで99%の人が認めた」とか

「登録者100万人突破」のようなうたい文句は、この心理からですね。

企業も安心感を与えるためにアピールしているのですが、

しっかりと見極める目は必要ですね。

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バンドワゴン効果は、仕事やマーケティングでも使えますね。

売上げアップに役立つ「行動経済学」3選

続いては仕事で使える行動経済学の心理。

正直この本では、仕事で役立つ部分が多く紹介されています。

その中から3つを紹介。

コントラスト効果

・コントラスト効果

高いものを見た後に安いものを見ると、安く感じてしまう効果

10万円の服を紹介された後に、1万円の服を見せられると安く感じます。

これは人の比較する機能を利用しているんですね。

ものさしを用意して、これとこれで判断してくれってすると誘導できます。

営業時やプレゼンで使えますね。

自分が本当に売りたいものは2番目に見せましょう。

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価格帯が3パターンあると、真ん中のモノを選びたがる「松竹梅効果」ってのもあります。

お寿司の「並、上、特上」があると、上を選びやすくなる心理です。

デフォルト効果

・デフォルト効果

人はすでに設定されたデフォルト(初期設定)を、おすすめと錯覚してしまう

居酒屋の「焼き鳥盛り合わせセット」がこれに当たります。

1品1品選びたいという欲求があっても、初期セット(盛り合わせ)があるとおすすめ商品だと感じてしまいます。

コントラスト効果と併用して、おすすめの初期セットを2番目に紹介すると効果抜群でしょう。

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事前に自分が売りたいモノを、セットとして準備しておきましょう。

アンダードッグ効果

・アンダードッグ効果

負けそうな人や、大変苦労をしてきた人を応援したくなる心理

人は共感できるストーリーが大好き。特に日本人は。

部員数ギリギリの甲子園球児を応援したくなる気持ちが「アンダードッグ効果」です。

だから商品を作るまでの苦労話や、自身の失敗談は存分に話ししましょう。

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私のブログも「iDeCoの失敗体験」ってのが閲覧数多いです。

人の失敗話は成功話よりも人気があるんですね。

iDeCoの失敗体験5選【これからiDeCoを始める人は必見!】

人間関係に役立つ「行動経済学」2選

最後に対人関係で役立つ行動経済学です。

恋愛でも使えるものが多いので、覚えておいて損はないですよ。

ピークエンドの法則

・ピークエンドの法則

人の印象は、話がどう盛り上がったか、どう終わったかに焦点が当たること

話が尽きて無言の時間が長くなってから「じゃあ帰ります」よりも

話が盛り上がって、ピークになった時に「予定がありまして」と切り上げると

相手に「もっと話したい」感情が生まれます。

最後の印象は残りやすいので、去り際がとても大事です。

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初回のデートは、何時間もダラダラ話すのではなく、

好印象を与えたらすぐにお別れしましょう。

「もっと話したかった」を引き出すためです。

ザイオンス効果(単純接触効果)

・ザイオンス効果(単純接触効果)

最初は興味がなかったものも、何度も見たり聞いたりすることで

次第にいい感情を抱くようになる効果

「まず営業は顔を売る」という言葉があります。

積極的に接触回数を増やすと、自然と良い感情を抱いてくれるようになります。

反対にいきなり飛び込みで話を聞いて、契約を結んでくれる確率はかなり低いです。

何度も何度も足を運ぶことで、徐々に距離が縮まっていくんです。

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恋愛でも同じ。接触回数を増やすために、会うだけではなく、メールやSNSでも接触が増やすと良い効果が得られます。

ストーカー行為だけはダメですよ。

行動経済学で幸福感を上げられる

年収が上がっても幸福感は上がらない

年収が大きく上がると、幸せになれると思いませんか?

実は年収が上がっていくだけでは幸福感は得られないんです。

コントラスト効果でもありましたが、人はものさしを使って比較することで判断をしています。

同い年の人との年収を比較したり、近所の人との年収を比較することで、安心感や不安感を覚えます。

これを「相対所得仮説」と言います。

幸福感を得るためには「自分らしく生きる」

年収が上がると一時的には幸福感が上がります。

でもすぐに慣れてしまい、幸福度が下がります。これを「順応仮説」と言います。

幸せになるには「自分の脳で幸せだ。と思うこと」です。

ただそれだけで良いんです。

人の目を気にせず、好きなものを好きと言っていきましょう。

「スポットライト効果」と言って、他人が自分のことを注目していると感じやすいみたいです。

が、意外と誰もあなたに注目していません。

だから思いっきり失敗しながら挑戦していくことで、幸せに満ちていきます。

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個人的に響いた部分は「お金の使い方」

モノを買うよりも、体験にお金を使うことで幸福感を得やすいとのこと。

最新のiPhoneを買うより、旅行に行った思い出の方が記憶に残りやすいですよね。

「知らないと損する行動経済学」のまとめ

この本のタイトルも行動経済学を使っていますね。

人は得するより損することを嫌う「損失回避性」があるんですが、

まさに「知らないと損する」ってのはこの損失回避性ですね。

こんな風に行動経済学を知っていくことで、仕事でもプライベートでも役立ちます。

最終的には幸福感も行動経済学で作れるってんですから。すごい話。

私も一番役だったのは本書Part5の「ビジネス・マーケティングで使える行動経済学」でした。

自分が売りたい商品は2番目に出す「コントラスト効果」は明日からさっそく使っていきます。

この本では他にも

・ なぜ中古コスメが売れるのか?

・ ギャンブルにハマるメカニズム

・ 結婚はする方が得か、しない方が得か?

このようなことも、行動経済学で示してくれています。

なかなか興味深い一冊でした。ぜひご覧ください。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。ペコッ。

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